西武新宿線のターミナル駅「本川越駅」の駅ビル商業施設「西武本川越ぺぺ」を運営する西武リアルティソリューションズ(本社・東京都豊島区)は7日、同施設を2026年1月で閉店すると発表した。建物・施設の老朽化や周辺のまちづくりに合わせた商業施設として整備していくためとしており、今後については建て替えを軸に再開発を検討していくという。
西武本川越ぺぺは地下1階地上5階建てで、1991年9月に開業。売り場面積約9800平方メートルに食品、レストラン、衣料、日用品、雑貨、書店、スポーツジムなど55店舗が入居し、川越市内でも有数の商業施設の一つとして地域に親しまれてきた。
閉店について同社は「営業開始から30年以上が経過し、建物・施設の老朽化が著しい一方で、商業施設としての見直しを進めていくため」と説明した。
駅ビル商業施設の「ぺぺ」は本川越駅のほか、西武線沿線の「西武新宿」「飯能」「入間市」の各駅などで展開している。川越市中心部の商業施設では、2024年7月にイトーヨーカドー食品館川越店が閉店した。【仲村隆】