中高生の2割の男子生徒が恋人や気になる人への「本命チョコ」や友人への「友チョコ」を準備している。2月14日のバレンタインデーを前に、学習管理のアプリメーカーが全国の中高生を対象にしたアンケート結果から、こんな実態が浮かび上がった。
バレンタインでは、女性側から男性側にチョコなどをプレゼントするイメージが抱かれがちだが、最近では、男性側もこの風習を利用してさまざまなメッセージを伝えているようだ。
アプリメーカー、スタディプラス(東京都千代田区)の関連団体が昨年12月、自社アプリの全国の中高生ユーザーのうち、1691人から回答を得た。
「今年のバレンタインはチョコ(その他プレゼントを含む)をあげますか?」と尋ねたところ、回答者の4割強が「友チョコをあげる」と回答した。
「特に何もしない予定」は3割強で、「本命チョコをあげる」(20・1%)を上回った。
この回答結果を男女別で見ると、男子は「特に何もしない予定」が8割弱で最多を占めたが、「友チョコをあげる」(10・6%)と「本命チョコをあげる」(10・0%)の回答が2割あった。
一方、女子は「友チョコをあげる」との回答が約半数。「本命チョコをあげる」(24・3%)▽「特に何もしない予定」(14・8%)▽「義理チョコをあげる」(6・6%)――と続いた。
スタディプラスの広報担当者は「男子生徒の2割がバレンタインにチョコなどをプレゼントしようとしているという結果が出ました。昔のバレンタインでは、女子から男子へでしたが、考え方自体が変わってきているのかもしれません」とコメントした。【坂根真理】