新作落語を手がけテレビでも活躍し、昨年8月に99歳で亡くなった桂米丸さんをしのぶ追善興行が3月1~10日、東京都新宿区の末広亭昼席で開かれる。弟子の桂米助(ヨネスケ)さんが所属団体の垣根を越え東西の実力者、人気者に声をかけ、桂文枝さん、笑福亭鶴瓶さん、春風亭小朝さん、笑点メンバーらが日替わりで出演する「オールスター寄席」が実現する。
落語芸術協会(芸協)の会長を長年務めた米丸さん。落語の団体は東西で五つあり、芸協の寄席に普段は落語協会所属の落語家は出演しない。
企画した米助さんは「通常、追善は暗くなるものだが、師匠は派手なことや売れっ子が大好きだったので、落語協会、五代目円楽一門会、立川流、上方落語協会の落語家にも声をかけた。10日間、定席の末広亭で東西5団体が一つになるのは史上初です」と説明した。
出演者はほかに、落語協会からは、柳家さん喬会長、林家正蔵副会長、人間国宝の五街道雲助さんら▽五代目円楽一門会からは今月、七代目三遊亭円楽を襲名する三遊亭王楽さんら▽立川流からは立川志の輔さん、立川志らくさんら▽上方からは桂文珍さん、月亭八方さん、笑福亭鶴光さん、月亭方正さんらが、日替わりで高座に上がる。
また、連日、出演者による座談もあり、思わぬ裏話も飛び出しそうだ。
毎日正午開演、午後4時15分終演。3500円。チケットは11日からチケットぴあで販売。【油井雅和】