三重県志摩市の志摩スペイン村で8日、「スプリング フィエスタ」が開幕した。新しいミュージカルや新アトラクション、本場フラメンコショーなどで31年目のシーズンを盛り上げる。4月6日まで。
今春新たにお目見えしたのは、ミュージカル「ドンキホーテのグラン・ガラ・デ・オペラ~帰ってきたテアトロ・ラ・マンチャ~」。スペイン村のキャラクター、ドンキホーテ率いる劇団の仲間たちが、モーツァルトやロッシーニなどの名曲をアレンジしたポップな舞台を展開する。
また、新アトラクション「アリス イン ダークランド」は来場者が魔法のつえを手にゾンビと戦う体験型アトラクション。人気のフラメンコショーの演目も一新し、情熱の舞を披露する。
志摩スペイン村は1994年4月に開業。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、入場者数が一時落ち込んだ。しかし、人気Vチューバーの周央サンゴさんや「ポケモン」とのコラボレーションが奏功。30周年を迎えた2024年度の入場者は25年1月末時点で123万8000人を記録し、既に23年度1年間の116万6000人を上回っている。
志摩スペイン村の影山豊社長は「30周年の勢いがまだ続いており、31年目もにぎやかな内容になった。春の志摩スペイン村を楽しんでほしい」と話す。
問い合わせは志摩スペイン村(0599・57・3333)。【小澤由紀】