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雪崩で孤立の福島・野地温泉 40人のヘリ移送完了「不安なかった」

毎日新聞 2025年2月12日 11時21分

 福島県は12日、相次いだ雪崩によって県道が塞がって孤立している野地温泉(福島市土湯温泉町)の宿泊客や従業員らをヘリコプターで移送した。取り残された62人のうち、希望した40人を運んだ。健康状態に問題はないという。

 雪崩は10日午前4時ごろに発生し、県道が約5・6キロにわたって通行止めとなり、約160人が一時孤立した。県が除雪を済ませ、避難を開始したものの、1時間後に再び雪崩が起きて通行止めとなっていた。

 福島県のヘリが定期検査や整備中のため、12日の移送は応援協定に基づいて群馬、栃木両県のヘリが出動。宿泊客らは県警ヘリポートに移送され、バスでJR福島駅前に移動した。9日から現地のホテルに滞在していた男性(66)は「ホテル側が逐一状況を報告してくれたので不安は全くなかった。外は大ごとになっていたようで驚いた」と話した。【岩間理紀、錦織祐一】

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