警察情報を漏らしたとして逮捕された鹿児島県警の前部長が、在職中に使っていた公用パソコンから、記者に郵送した資料を作った形跡が見つかっていたことがわかりました。
鹿児島県警の前の生活安全部長・本田尚志容疑者は、在職中に入手した警察情報を記者に郵送したとして逮捕・送検されました。
関係者への取材で、県警が別の情報漏えい事件の捜査の過程で、本田容疑者が在職中に使っていた公用パソコンを調べたところ、記者に送るための情報を作った形跡が見つかっていたことがわかりました。
本田容疑者の弁護人は「不祥事を明らかにしようとした内部告発で、守秘義務違反罪にはあたらない」と主張しています。
警察庁は来週にも県警に監察官を派遣し、不祥事を検証する方針です。