先週の大雨による土砂崩れの影響で、一部区間で運休が続いていたJR指宿枕崎線。24日、4日ぶりに全線で運転が再開されました。
24日朝のJR指宿駅。ホームには4日ぶりに、列車を待つ高校生らの姿がありました。
先週21日の大雨で、鹿児島市喜入前之浜ではのり面が高さ20メートル・幅30メートルにわたって崩れ、そばを通る指宿枕崎線や国道に土砂が流れ出しました。
この影響で、指宿枕崎線の喜入・指宿間は運休が続いていましたが、復旧が完了し、24日、全線で運転が再開されました。駅には運転再開を知らせる案内が貼られ、利用者は安どした様子でした。
(高校生)「期末テスト前なので(学校に)行けなくて大変だった」
(高校生)「みんな駅に向かっているので、行ってみたら動いていた。車の送り迎えは親ができないので、電車が使えてうれしい」
(通勤で利用)「(運休中は)会社の車やバスを使って通っていた。JRの方がいい」
一方、薩摩、大隅地方では24日未明に、霧島市で1時間に61ミリ、肝付町で60ミリなど、非常に激しい雨が降ったところがありました。
雨の影響で午後6時現在、▼JR日豊本線の国分~西都城の間、▼吉都線の全線、▼肥薩線の吉松~隼人の間が運転を見合わせています。
なお、吉都線と肥薩線は25日も始発から運転を見合わせます。また日豊本線と指宿枕崎線は、25日始発から本数を減らして運転します。