通常より早い時期に収穫されるハウスみかん「かごしま早生」のはさみ入れ式が、日置市でありました。
はさみ入れ式が開かれたのは日置市東市来町の片平勇作さんの農園です。県やJAなどの関係者およそ20人が出席しました。
県内でいちばん早く収穫される品種「かごしま早生」は、JAさつま日置管内では6つの農家が栽培しています。ハウスで育てることによって色付きが良くなり、甘さが増すということです。
肥料やハウスの暖房を動かすための重油など経費が高騰し、今シーズンは収穫までにかかる費用が2割ほど増えたということで生産を取り巻く環境は厳しさを増しているといいます。
(生産者 片平勇作さん)「今年は一番一次経費がかかった。ビタミンCたっぷりなので、暑い季節に食べてもらいたい」
「かごしま早生」は、鹿児島市の青果店などで27日から販売される予定です。JAさつま日置管内での収穫は8月上旬まで続くということで、今年は平年並みの60トンを見込んでいます。