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【大雨情報】梅雨前線が西日本から東日本に停滞 雨雲の動き予測(きょう・あす1時間ごと)雨シミュレーション

MBC南日本放送 2024年7月1日 15時39分

西日本から東日本では2日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。

梅雨前線は3日ごろにかけて、西日本から東日本にかけて停滞する見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となっていて、大雨になっているところがあります。

あす2日の雨シミュレーション(1時間ごと)では、九州、中国、近畿、東海、北陸などに局地的に発達した雨雲がかかる予想です。

3時間ごとの雨シミュレーションでは、3日には東北に発達した雨雲が予想されています。4日には北陸、関東甲信に発達した雨雲が予想されています。4日は目立った雨雲は見えませんが、5日から6日にかけて再び西日本から東日本に発達した雨雲がかかる予想です。

[雨の予想]

▼1日6時から2日6時までに予想される24時間降水量
  九州北部地方 200ミリ 
  東海地方、近畿地方、中国地方 150ミリ
  北陸地方、四国地方 100ミリ
  北海道地方 70ミリ
  東北地方 50ミリ

▼その後、7月2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量
  中国地方 100ミリ
  近畿地方 80ミリ
  北陸地方、東海地方 60ミリ

▼その後、7月3日6時から4日6時までに予想される24時間降水量
  北陸地方 120ミリ

[防災事項]
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、落雷や突風に注意してください。

【九州北部地方】

九州北部地方では、土砂災害や洪水災害の危険度が高まっています。2日昼過ぎにかけて土砂災害に厳重に警戒し、1日夜のはじめ頃まで河川の増水や氾濫に警戒してください。

6月26日の降り始めからの総雨量は、大分県日田市椿ヶ鼻で412.0ミリ、長崎県雲仙岳で371.5ミリ、熊本県阿蘇市阿蘇乙姫で362.5ミリ、福岡県・久留米市耳納山で343.0ミリ、佐賀県嬉野で258.5ミリなど大雨となっているところがあります。

▼1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量
  山口県  80ミリ
  福岡県 100ミリ
  佐賀県  50ミリ
  長崎県 100ミリ
  大分県  80ミリ
  熊本県 100ミリ

【中国地方】

中国地方では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。6月29日の降り始めからの総雨量は、広島県廿日市で183.5ミリ、島根県吉賀町七日市で143.5ミリなど、大雨になっているところがあり、少しの雨でも土砂災害が起こる可能性があります。
前線は2日にかけて山陰付近に停滞するため、中国地方は引き続き2日にかけて大気の状態が不安定となる見込みです。

▼1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量
  山陽 100ミリ
  山陰 150ミリ

これまでの大雨ですでに地盤が緩んでいる所や、河川が増水している所があり、2日は大雨災害の危険度がさらに高まるおそれがあります。土砂災害に警戒してください。

【四国地方】

四国地方では、2日明け方にかけて土砂災害に警戒し、1日夕方と2日未明から明け方にかけて低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。四国地方では、1日夕方と2日未明から明け方にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降る見込みです。

▼1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量
  瀬戸内側 80ミリ
  太平洋側 70ミリ

【近畿地方】

近畿地方では、2日夕方にかけて土砂災害に警戒してください。近畿地方では、これまでの雨で地盤の緩んでいる所があります。梅雨前線の活動が活発となる2日夕方にかけて警報級の大雨となる見込みです。総降水量が多くなるため、土砂災害等の危険度がさらに高まるおそれがあります。

▼1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量
  近畿北部 100ミリ
  近畿中部 120ミリ
  近畿南部 120ミリ
▼その後、2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量
  近畿中部 50ミリ

【東海地方】

東海地方では、2日にかけて大雨となる所があるでしょう。岐阜県では、1日夕方まで土砂災害に警戒してください。東海地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

▼1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  愛知県 80ミリ
  岐阜県 80ミリ
  三重県 80ミリ
  静岡県 80ミリ

【北陸地方】

前線は2日午前中にかけて西日本から関東沿岸まで南下し北陸地方から離れますが、2日午後には再び北上するため、北陸地方では次第に雨となります。その後も4日頃にかけて北陸地方では、前線の影響を受ける見込みです。
 これまでに降った雨で地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まり、大雨警報を発表する可能性があります。

▼1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量
  新潟県 20ミリ
  富山県 30ミリ
  石川県 20ミリ
  福井県 60ミリ

▼その後、2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量
  新潟県 60ミリ
  富山県 80ミリ
  石川県 50ミリ
  福井県 80ミリ

▼その後、3日18時から4日18時までに予想される24時間降水量
  新潟県 120ミリ
  富山県 120ミリ
  石川県 100ミリ
  福井県  80ミリ

きょう・あすの雨シミュレーション(1時間ごと)では、九州、中国、近畿、東海、北陸などに局地的に発達した雨雲がかかる予想です。2日は未明から日中、夕方にかけて九州、中国、近畿、東海など発達した雨雲がかかり、午後は近畿、北陸、東海などに雨雲がかかる予想です。

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