H3ロケット3号機は、きょう1日、午後0時6分に種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。
南種子町の種子島宇宙センターから午後0時6分42秒に打ち上げられたH3ロケット3号機は、打ち上げからおよそ16分後、搭載していた人工衛星「だいち4号」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功しました。
H3に搭載された「だいち4号」は、地殻変動などを数センチ単位で観測できる地球観測衛星で、災害時の情報収集などに役立ちします。
H3は、残り2機で運用が終了するH2Aの後継機で、去年の初号機は、打ち上げに失敗しましたが、今年2月の2号機は成功。
今回、衛星を予定の軌道に投入できたことでH3は、初めて実用衛星の打ち上げに成功しました。
一方、今回の打ち上げは、天候不良のため、6月30日から7月1日に延期となりましたが、それでも南種子町では、多くの住民や観光客が打ち上げを見守りました。
（千葉県から）
「H2Aを見て、今回、新型を見たいと思って」
「とてもよかったです」
（大阪府から）
「よかった」
「めっちゃかっこよかった」
JAXAによりますと、今年度中に、H3はあと2機、H2Aは2機、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。