鹿児島市では最高気温がきょう5日も35度を超える猛暑日となるなど県内各地で厳しい暑さとなりました。県内では今月熱中症により亡くなった人もいますが医師に水分補給のコツを聞きました。
鹿児島市では5日、最高気温35.4度を観測。7月上旬に猛暑日が2日観測されたのは初めてです。5日は県内33の観測地点うち10地点で今年一番の暑さとなりました。
(記者)「この時間も厳しい暑さ。日差しがじりじり肌を焼くような暑さになっている。私は日傘が欠かせないが、みなさんの暑さ対策は?」
(鹿児島市・30代)
「コンビニで水分補給やタオルが手放せない」
(鹿児島市・夫婦)
「ハンディファンを家庭用で4台買った、首掛けのクールネックも」
「ただただ耐える」(Q.耐えられる?)「耐えられない」
(鹿児島市・姉妹)「冷房の入っている場所を選んだり、公園に行く時間を夕方にしたりして、日中は避けるようにしている」
「常に水筒を持ち歩いて飲めるようにしている」
連日の暑さに体を中から冷やそうと、名物・白熊を食べる人たちも。客足は普段の平日の1.5倍ほどに増えているそうです。
(大阪から)「最高、おいしい」
(東京から)「みんなで食べれば(全部)いけそう」
(大阪から)
「助かる、体も熱いのが涼しくなるので」
(Q.食べた?)
「寒い」
警戒が必要なのが熱中症です。今シーズン、県内ではすでに熱中症で亡くなる人もいるなど、熱中症の疑いによる救急搬送はこれまでに291人にのぼっています。
鹿児島市のまごころ内科クリニックの早川仁院長です。日ごろから水分補給を意識することが大切だと呼びかけます。
(まごころ内科クリニック 早川仁院長)「普通の生活をする人で(1日に必要な水分は)2リットルと言われている。汗をかく方はその汗の分をプラスで飲まないといけない。スポーツドリンクは糖分が多いので、経口補水液が一番いい」
一度に一気に飲むのではなく、分散させて、こまめに補給することもポイントです。
(まごころ内科クリニック 早川仁院長)「(一度に飲むと)いっぺんに飲んだ分が負荷がかかるのと、尿で出てしまう。分散させて飲むようにしないといけない」
まだ暑さに慣れていない今の時期、日頃からの心がけが大切です。