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交通事故捜査でうその資料作成など 元警察官に懲役2年6か月執行猶予4年 鹿児島

MBC南日本放送 2024年7月8日 16時7分

交通事故の捜査で、実際には行っていない取り調べの調書を作った罪などに問われた県警の元巡査部長の男について、鹿児島地方裁判所は8日、懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

虚偽有印公文書作成の罪などで判決を受けたのは、県警の元巡査部長で姶良市の会社員・森重仁志被告(53)です。

判決によりますと、森重被告は2019年からおととしまで、10件の交通事故の捜査で、実際には行っていない取り調べの調書など22件を作成したほか、別の交通事故1件で捜査書類を自宅に隠したものです。

8日の判決で、鹿児島地裁の小泉満理子裁判長は「事件の処理が遅れていたことから、虚偽の内容の捜査書類を作成して楽に処理しようとした動機は、身勝手と言わざるを得ない」「犯行は刑事司法手続きを誤らせる危険性がある」と指摘。

懲役2年6か月の求刑に対し、懲役2年6か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

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