東北と北陸 土砂災害などに厳重警戒
梅雨前線が日本海から東北地方を通って日本の東にのびており、１１日にかけて停滞する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、１０日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
東北地方と北陸地方では、１０日にかけて雷を伴った大雨となる所がある見込みです。
東北地方と北陸地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
週後半は九州から東北までの広い範囲で雨が多くなりそうです。14日（日）までの雨雲の動き予想＝雨シミュレーションは画像で掲載しています。
雨の予想
▼９日６時から１０日６時までに予想される２４時間降水量
東北地方、北陸地方 １５０ミリ
▼その後、１０日６時から１１日６時までに予想される２４時間降水量
東北地方、北陸地方 １２０ミリ
梅雨前線が本州付近に停滞するため、その後も１２日頃にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。
東北地方と北陸地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
関東、東海、近畿、中国も大気の状態不安定に
■関東地方では、９日昼前から夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、局地的な激しい雨に注意してください。
■東海地方では、９日朝から１０日にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。竜巻などの激しい突風、落雷、急な強い雨に注意してください。
■近畿地方では、９日朝から１０日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨に注意してください。
■山陰では、９日夕方にかけて土砂災害や浸水害に厳重に警戒してください。河川の増水や氾濫に警戒してください。。山陰では９日夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
▼９日１２時から１０日１２時までに予想される２４時間降水量
山陰 １００ミリ
雨雲の動き予測
梅雨前線の南下にともない、今週は週の後半から九州から東北までの広い範囲で雨が多くなりそうです。土日も広範囲で雨となりそうです。14日（日）までの雨雲の動き予想＝雨シミュレーションは画像で掲載しています。
10日（水）の雨シミュレーションでは、北陸や東北の日本海側、九州で雨が予想されています。夜になると近畿、東海、中国地方に発達した雨雲がかかると予想されています。
11日（木）の雨シミュレーションでは、未明から東北に非常に強い雨雲が予想。東海、中国、近畿、北陸、九州にも局地的に発達した雨雲がかかるとみられています。
12日（金）の雨シミュレーションでは、四国、近畿、東海、関東などで雨となりそうです。
13日（土）の雨シミュレーションでは、西日本と東日本の広い範囲で雨が予想されています。夕方から夜にかけては関東や東北の一部に発達した雨雲も予想されています。
14日（日）の雨シミュレーションでは、九州から東北まで広い範囲で雨が予想されています。