使わなくなった服やおもちゃなどの再利用を進めるため、日置市と県内の企業が協定を結び、市内30か所に回収ボックスを設置しました。
(永山市長)
「次男のズボンを入れさせて頂きます。ドキドキしますが…次の方に良い形で届くといいなと思います」
(川野社長)
「しっかり責任を持って届けます」
日置市と協定を結んだのは、薩摩川内市に本社を置く企業エコミットです。
エコミットは、資源循環サービス「PASSTO」=パストを首都圏や九州など全国で展開しています。商業施設や郵便局などに専用の箱を設置して、使わなくなった服や雑貨、おもちゃなどを自由に入れられる仕組みです。
入れられた物は、エコミットが選別し、国内外で再流通させるほか資源として再利用されます。
(エコミット 川野輝之社長)
「ペットボトルや段ボールは循環させるのが当たり前の社会がすでにある。まずは“洋服は昔捨てられていた”と言われるような時代が数年後に来るようにしていきたい」
(日置市 永山由高市長)
「誰か次の方の手に渡る可能性があるのはうれしい。実際パストしてみたら、ちょっとうれしいという感覚があると思うので、そういったところから循環型社会を構築する方向に繋いでいけたら」
パストの箱は、日置市役所や公民館など30か所に設置されています。肌着や和服、靴などのほか、壊れたり汚れたりしたものは対象外です。
日置市では衣類を焼却しているため、ごみの削減や二酸化炭素の排出削減につながると期待されています。