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薩摩地方では土砂災害に警戒を 鹿児島

MBC南日本放送 2024年7月14日 11時55分

薩摩地方では、14日夕方にかけて土砂災害に警戒してください。

鹿児島地方気象台によりますと、対馬海峡に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では引き続き大気の状態が非常に不安定となっています。

このため、薩摩地方では、14日昼過ぎにかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる所では、今後、少しの雨でも土砂災害が起こる可能性があります。

また、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、引き続き15日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

今月10日午後11時の降り始めから14日午前10時までの降水量は、さつま町紫尾山で373.0ミリ、阿久根市で269.0ミリ、出水市で249.0ミリ、さつま町柏原で241.0ミリ甑島中甑で232.5ミリとなっています。

この大雨のため、鹿児島県と気象台は、阿久根市と出水市に警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報を発表しました。

降り続く大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まっています。崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区に住んでいる人は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意してください。

14日に予想される1時間降水量は多い所で、薩摩地方で30ミリ、大隅地方で20ミリです。また14日正午から15日正午までの予想24時間降水量は多い所で、薩摩地方で100ミリ、大隅地方で70ミリです。

土砂災害に警戒するとともに低い土地の浸水、河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

また、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。桜島では土石流に注意してください。

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