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薩摩地方で大雨 出水市針原で1時間に78ミリ 鹿児島

MBC南日本放送 2024年7月14日 23時48分

薩摩地方では、14日、非常に激しい雨が降り、阿久根市と出水市で床下浸水や土砂崩れなどの被害が出ました。

薩摩地方では、15日明け方にかけて土砂災害、低い土地の浸水に、大隅地方では、15日明け方にかけて土砂災害に警戒してください。

鹿児島地方気象台によりますと、対馬海峡に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では引き続き大気の状態が非常に不安定となっています。


このため、薩摩、大隅地方では、15日昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる所では、今後、少しの雨でも土砂災害が起こる可能性があります。

薩摩地方では、14日午前から大雨となり、国や県の雨量計では、出水市針原で1時間に78ミリ、南九州市で71ミリ、南さつま市で65ミリ、指宿市で56ミリの非常に激しい雨を観測しました。

今月10日の降り始めから14日午後11時までの総雨量は、さつま町紫尾山で435.5ミリ、阿久根で368.0ミリ、出水で357.5ミリと7月平年1か月の7割以上が降ったことになります。


15日に予想される1時間雨量は多い所で、薩摩地方で50ミリ、大隅地方で40ミリ、15日午前0時から16日午前0時までに予想される24時間雨量は多い所で、薩摩地方で120ミリ大隅地方で100ミリです。

現在、大雨警報が鹿児島市、阿久根市、出水市、垂水市、薩摩川内市、薩摩川内市甑島、南九州市、伊佐市、さつま町に発表されています。

この大雨のため、出水市境町では道路脇が崩れ、国道3号が通行止めとなっています。

また消防などによりますと、出水市と阿久根市の7棟で床下浸水の被害がでているということです。

土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水などに注意が必要です。

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