海上自衛隊は16日、鹿屋航空基地を拠点にした大型無人偵察機「シーガーディアン」の試験飛行を、今月23日から再び行うと明らかにしました。
試験飛行するのは、青森県の八戸航空基地で運用しているアメリカ製の大型無人偵察機「シーガーディアン」です。
中国を念頭にした東シナ海の警戒・監視を無人機で代替できないか検証するためのもので、先月10日に鹿屋基地の上空を初めて試験飛行し、先月13日には基地に着陸しました。
鹿屋航空基地によりますと、今月23日から29日までの間、東シナ海での警戒監視を試験的に行うための飛行を、鹿屋基地を拠点に3回程度行うということです。夜間の離着陸も計画していますが、詳しい飛行ルートや時間帯は明らかにしていません。
試験飛行の計画を受けて、鹿児島県は16日、速やかな情報提供や安全確保に努めるよう、防衛省に要請しました。