鹿屋市で生後1か月の娘の頭を殴り死亡させた罪に問われている男の裁判員裁判が17日から始まり、男は起訴内容を認めました。
傷害致死の罪に問われているのは肝付町新富の会社員、中島夏輝被告(26)です。
起訴状などによりますと中島被告は2020年2月、当時住んでいた鹿屋市の自宅で、長女の心絆ちゃん(当時1か月)の頭をこぶしで殴って頭蓋骨骨折などの大けがをさせ、死亡させたとされています。
17日の初公判で中島被告は起訴内容を認めました。
冒頭陳述で、検察は「被告は妻が家事を丸投げしたといら立ち、心絆ちゃんを殴った」と指摘しました。
一方、弁護側は「沐浴講習を受けるなど育児をしていた。親と一緒に暮らせず、基本的な欲求が満たされなかった生い立ちが影響している」などとして情状酌量を求める方針です。
判決は今月30日に言い渡される予定です。