木原稔防衛大臣が18日、陸上自衛隊の奄美駐屯地を視察するため、奄美大島に入りました。現職の防衛大臣の視察は2021年4月以来2回目です。
木原防衛大臣は午前8時すぎ、奄美市の奄美駐屯地に到着しました。
おととしの4月から運用を始めた射撃訓練場を視察し、以前は九州本土でしか行えなかった訓練が奄美大島でも行えるようになったことで、隊員の移動コストが削減されたと説明を受けたあと、隊員300人を前に訓示を行いました。
(木原稔防衛大臣)
「わが国の防衛体制を目に見えるかたちで示し、力による一方的な現状変更を許容しないとのゆるぎない意志を示すことが重要」
木原大臣は18日午後、航空自衛隊の基地整備が進んでいる西之表市の馬毛島を視察します。
(木原稔防衛大臣)
「社会インフラが全く整っていない離島での大規模な工事、特殊な条件にありながら多くの関係者が懸命に作業に従事し、施設整備が進められている様子を自らの目で確認したい」
なお、アメリカ軍の空母艦載機の陸上離着陸訓練=FCLPを運用する時期については明言しませんでした。