台湾近くで台風か?
梅雨明け後は、フィリピン付近の海上にある雲の塊に注意しなければならないようです。
現在フィリピン付近にある低圧部(気圧が低い場所)の雲は、まだ“台風のたまご”と呼ばれる熱帯低気圧にもなってはいません。しかし、雨と雲のシミュレーション画像を見ると、今後北上し、来週半ば頃には沖縄付近に予想されています。
今後、熱帯低気圧から台風へ発達して、日本へ影響を及ぼさないとも限りません。
(※シミュレーション予想には実際の進路とブレがあります。)
気象庁の見解は?
気象庁は、スーパーコンピューターなどを使って熱帯低気圧や台風の動きなどをシミュレーションし、様々な予想モデルを作っています。
フィリピン付近の海上にある雲の塊について、きのうは「23日(火)から24日(水)にかけて熱帯じょう乱(熱帯低気圧や台風)を台湾付近や沖縄付近に予想するモデルがあるが、熱帯じょう乱の予想については、進む速度や進行方向、発達の程度等には不確実性がある。」としていました。
きょうは「熱帯じょう乱が東シナ海を北上する予想が明瞭となった」としていますが、発達の程度や速度はシミュレーションにより差が大きいようです。予想位置は今後変わる可能性があり、気象庁が発表する情報に注意してください。
台風になれば猛発達のおそれ
台風がひと月半も発生していないため、海水がかき混ぜられることがなく、海面水温は平年より1℃~2℃高くなっています。
次に台風が発生した場合、この海面水温の高い海域を進むと、猛発達するおそれがあります。
今後の情報に十分注意してください。