東シナ海の警戒監視を強める海上自衛隊が、大型無人偵察機「シーガーディアン」を実際に東シナ海まで飛ばして行う試験飛行を鹿屋航空基地を拠点に始めました。
実際に東シナ海まで飛ばす試験飛行を23日始めたのは青森県の八戸航空基地で運用しているアメリカ製の大型無人偵察機「シーガーディアン」です。
「シーガーディアン」は、23日朝までに鹿屋基地に着陸、午前10時ごろ鹿屋基地から飛びたちました。
試験飛行は、中国を念頭に東シナ海の警戒・監視を無人機で代替できるか検証するもので、これまで、先月10日には鹿屋基地の上空を初めて試験飛行し、3日後に基地に着陸しました。
鹿屋航空基地は23日から今月29日まで東シナ海での警戒監視を行うため、実際に東シナ海まで飛ばす試験飛行を、鹿屋基地を拠点に3回程度実施すると16日に発表していました。詳しい飛行ルートや時間帯は明らかにしていません。
23日のシーガーディアンの動きについて鹿屋航空基地は「計画通りの試験飛行と聞いているが、詳細は答えられない」としています。