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お薬手帳のウラに「特殊詐欺に注意」 伊佐市の薬局で啓発活動 うそ電話詐欺、去年から18件増

MBC南日本放送 2024年7月23日 19時20分

鹿児島県内で今年これまでに確認されたうそ電話詐欺の被害額は、1億円近くに上っています。高齢者の被害を防ごうと、あるものを使った注意の呼びかけが始まりました。

配布が始まったのは、うそ電話詐欺に注意を促すデザインの「お薬手帳」です。手帳を使う頻度の高い高齢者向けに地域の防犯協会などが作り、伊佐市と湧水町の薬局にあわせて2200冊を配りました。

「固定電話は在宅時でも留守番電話に設定する」などの詐欺対策や、警察署の電話番号などが載っています。

県内では今年、先月までにうそ電話詐欺が65件発生していて、被害総額は去年を3000万円余り上回る9964万円。また、SNS型の投資詐欺やロマンス詐欺は先月までに84件発生し、被害総額は9億円を超えています。

(大信薬局・薬剤師 戸田成子さん)「患者にとってお薬手帳はとても身近なものなので、振り込め詐欺防止のキャンペーンができるのはとても良い」

県警は、お金や個人情報が絡む話はひとりで対応せず、身の回りの人や警察に相談するよう呼びかけています。

警察相談専用電話 #9110

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