川内原発1号機が今月、40年を超える運転延長期間に入ってから初めてきょう24日、九州電力の池辺和弘社長が鹿児島入りし、薩摩川内市の田中良二市長を訪問しました。
川内原発1号機は今月4日、運転開始から40年の期限を過ぎ、20年間の運転延長期間に入りました。
九州電力の池辺和弘社長が鹿児島を訪れたのは、運転延長後初めてで、薩摩川内市の田中良二市長に対し、「これからも安全運転と情報公開に努める」と理解を求めました。
(九州電力・池辺和弘社長)「今後とも設備の運転や、さらなる安全対策に継続的に取り組むとともに地域の皆様に安心していただける、情報公開とていねいな説明に取り組む」
(薩摩川内市・田中良二市長)「ことし1月1日の能登半島地震から得られた新たな知見への対応。原発に関する市民の関心は絶えずあるし高まっている。情報公開とていねいな説明を引き続き強くお願いする」
その後、池辺社長は市議会の大田黒博議長を訪問しました。
(薩摩川内市議会・大田黒博議長)「使用済み核燃料(を貯蔵する燃料プールの空き)があと3割しかない。(市民が)一番気になるところをしっかりと押さえて頂いて、(国に)つないで報告していただきたい」
池辺社長はこのあと午後4時過ぎには県庁を訪れ塩田知事と会談する予定です。