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「日本近代洋画の父」黒田清輝 没後100年企画展 ゆかりの鹿児島市立美術館で

MBC南日本放送 2024年7月24日 16時11分

「日本近代洋画の父」と呼ばれる、鹿児島市出身の黒田清輝の没後100年にあわせた特別企画展が、24日から鹿児島市立美術館で始まりました。

黒田清輝は1866年、鹿児島市生まれ。法律を学ぶために留学したフランスで画家へ転向し、1924年、58歳で亡くなりました。

(記者)「貴重なコレクションが並ぶなか注目は代表作の湖畔、黒田清輝の特徴でもある柔らかな光を感じることができる」

黒田が31歳のころに発表した代表作の「湖畔」をはじめ、フランスで学んだ明るくみずみずしい油彩表現は、日本の洋画界に新しい風を起こしたといわれています。

黒田の作品を中心とした本格的な企画展は22年ぶりで、東京国立美術館などが所蔵するフランス留学時代の「読書」など71点と、関係作家の作品39点をあわせた110点が展示されています。

(訪れた人・中学1年)
「色んな色の緑が多くて、輝いて見えた」
「実際にはないかもしれないけど、そう思える作品できれいだと思った」

(鹿児島市立美術館 稲葉麻里子学芸員)「フランスで学んだ明るい色彩や、外の光を取り入れた明るい画風に注目してもらえたら」

特別企画展は9月1日まで開かれています。

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