体長16メートルのクジラが26日午前、阿久根市と長島町の間の黒之瀬戸海峡で漂流しているのが見つかり、午後に入り死んだのが確認されました。長島町は今後の死がいの埋却も含め対応を検討しています。
背中にいくつも傷がついたクジラ。体長10メートルを超え、ほとんど動いていないように見えます。
クジラが見つかったのは黒之瀬戸大橋近くの八代海と東シナ海をつなぐ黒之瀬戸海峡です。
26日午前10時すぎ、釣り客の男性が、大きなクジラが南から流れてくるのを発見しました。クジラは黒之瀬戸大橋からおよそ2キロ北の海峡で漂流し、時折、潮を噴き上げるなどしていましたが、弱っていました。
(第一発見者 迫口保幸さん)「何か大きなものが流れてくるので、よく見たら潮のようなものを吹いたのでクジラだということで驚いて見ていた。(体長)10メートルぐらいあったと思う」
午後に入り引き潮となって、クジラは長島町側の湾に打ち寄せられて動けなくなり、その後、東町漁協が死んだのを確認しました。
漁協によりますと、クジラはマッコウクジラで体長16メートルでした。長島町では死がいの埋却も含め今後の対応を検討しています。