Infoseek 楽天

9歳で父親が戦死「若い人に語り継いでいかないと…」終戦から79年 遺族の胸中にある追悼への思い

MBC南日本放送 2024年8月1日 16時5分

今年は終戦から79年です。太平洋戦争で亡くなった身元不明の軍人らの追悼式が鹿児島市で開かれました。

鹿児島市照国町の公園にある太平洋戦争戦士之墓には、国内外で見つかった身元がわかっていない県出身とみられる軍人、あわせて786人の遺骨などが収められています。

追悼式は今年で73回目で、遺族会や関係者など12人が参列しました。

9歳の時に旧ソ連で父親が戦死した山元正光さんは「平和のため体験を後世に語り継いでいく」と追悼の言葉を述べ、参列者は平和への願いを込めて花を手向けました。

(県遺族連合会 山元正光副会長)「私も88歳で後がない。今話しておかないと私たちしか知らない戦争で体感したことを、若い人たちに語り継いでいかないといけない」

遺族会では今後も学校や町内会などで、積極的に戦争体験を語っていきたいとしています。

この記事の関連ニュース