鹿児島市西谷山の県農業試験場跡地を巡り、新たな動きです。県から跡地を落札した原田学園と鹿児島医療生協は病院、教育・スポーツ施設などを連携して整備すると発表しました。
(記者)「中学や高校が集まる文教地区。こちらの敷地を両者が協力して整備を進めることになりました」
鹿児島市西谷山2丁目の県農業試験場跡地は
▼原田学園が1万9000平方メートルをおよそ29億円
▼鹿児島医療生協が2万3000平方メートルを35億円で落札し県と売買契約を締結しています。
跡地の活用法が注目される中、原田学園と鹿児島医療生協は1日、連携協議会を発足し、病院、教育・スポーツ施設などを一体となって整備すると発表しました。
一体的な整備によって、統一感のある街並みづくりや、整備費の抑制が期待できるほか、医療を学ぶ原田学園の専門学校生の実習を鹿児島医療生協で受け入れることで、医療の担い手の育成・確保にもつながるとしています。施設の規模や完成時期などは未定です。
なお、県は2つの土地の売却益およそ64億円について、鹿児島港本港区で計画する新たな総合体育館の整備費に充てる方針です。