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鹿児島サンロイヤルホテル、住吉町15番街区に移転方針「天文館に近く、にぎわい創出に」

MBC南日本放送 2024年8月2日 20時0分

鹿児島市与次郎の「鹿児島サンロイヤルホテル」は2日、鹿児島港本港区の県有地・住吉町15番街区への移転を目指すと明らかにました。

(鹿児島サンロイヤルホテル 下津昭則社長)「将来的な安定経営、地域で担ってきた役割を新しいかたちで果たすため、新たな土地への移転新築を目指す」

鹿児島サンロイヤルホテルは、1972年の「太陽国体」にあわせて与次郎ヶ浜の埋め立て地に建てられ、1973年に全面開業しました。

完成から半世紀がすぎ、施設の老朽化も進んでいた中、鹿児島サンロイヤルホテルは2日午後、臨時の取締役会を開き、鹿児島港本港区の住吉町15番街区へ移転を目指すことを決めました。

今の場所で建て替えた場合、営業停止の期間が長期にわたる上、耐震工事には40億円から50億円と多額のコストがかかることなどから、住吉町への移転を目指す結論に至ったとしています。

住吉町の近くにあるドルフィンポート跡地では、県が2029年度のオープンを目指し、新総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターの建設を計画しています。

(鹿児島サンロイヤルホテル 下津昭則社長)「スポーツ・コンベンションセンターがオープンするという話も聞いているし、天文館に近くなり、一帯のにぎわいを創出の一翼を担える。何よりもっと桜島が近くなる」

鹿児島サンロイヤルホテルは、住吉町15番街区を所有する県に対し、有償での定期借地について協力を求める要望書を2日、提出しました。

塩田知事は「県議会でも十分議論してもらい、検討したい」とコメントしています。

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