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鹿児島県警不祥事「責任者として深くおわび」本部長が謝罪…県民からの相談・苦情の対応強化へ

MBC南日本放送 2024年8月2日 19時52分

相次ぐ不祥事を受けて、県警は2日、再発防止策を正式に発表しました。県警は「職責と倫理観の欠如」が不祥事の原因だったとし、県民からの相談や苦情への対応も強化する方針を掲げました。

(野川明輝本部長)「県警察の責任者として深くお詫び申し上げる」

県警をめぐっては、去年3月から先月にかけて、警察関係者7人が情報漏えい、盗撮などで逮捕、起訴されるなどしています。

このうち、内部情報を漏えいしたとして逮捕、起訴された前の生活安全部長・本田尚志被告は「野川本部長が不祥事を隠蔽しようとした」と主張し、野川本部長は隠蔽を否定しています。

県警は2日、記者会見を開き、一連の不祥事を検証するため、警察庁が6月から続けてきた「特別監察」がきょう2日で終了したことを明らかにしました。そして、警察庁の指導を受けてつくった再発防止策の内容を正式に公表しました。

(野川本部長)「対策は4つの柱からなる」

再発防止策では、一連の不祥事について、「職責と倫理観の欠如」などが原因だったと指摘。

再発防止策は4つの柱を掲げ
(1)年齢・階級に応じた職務倫理の研修
(2)警察情報へのアクセス権の点検や見直し
(3)幹部職員の指揮統率能力を強化する研修
(4)県民からの相談や苦情への対応を強化し、情報公開も進めていくとしています。

その上で、本部長に直接、組織上の問題などを提言できる警部補以下の警察官で構成するチームを新たに立ち上げることが盛り込まれました。

(野川本部長)「今回挙げた様々な施策を推進することで、県民から県警察は変わったと思ってもらえるように、全力で取り組んでいきたい」

関係者によりますと、この再発防止策について、今月6日の県議会・総務警察委員会で議論されます。

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