現在、原子炉を止め、定期検査が行われている川内原発1号機です。運転再開に向けて原子炉に再び核燃料を入れる作業が7日、公開されました。
(記者)「後ろにありますのが原発の心臓部・1号機の原子炉圧力容器です。圧力容器の中に核燃料を再び入れる装荷作業が行われています」
川内原発1号機は先月、20年の運転延長期間に入るとともに、1年1か月ごとに定められている定期検査が6月から進められています。
検査ではこれまでに核燃料の集合体157体が原子炉圧力容器から全て取り出され、44体が新しい燃料に取り換えられています。
今後の運転再開に向けて、九電は5日から核燃料プールから核燃料を再び圧力容器に入れる作業を始めていて、7日はその様子が報道陣に公開されました。作業は早ければ8日、完了する見込みです。
(川内原子力発電所 松崎崇次長)「(地元住民に対し)自宅にうかがい、話をすることは継続的にしている。40年の節目なので、今後も丁寧に地道に続けたい」
今後、1号機は8月下旬に原子炉を再び起動させ、9月25日ごろ定期検査を終了し、営業運転を再開する計画です。