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日向灘震源の地震で鹿児島でも震度5強 一夜明けて

MBC南日本放送 2024年8月9日 11時56分

8日発生した宮崎県の日向灘を震源地とする地震では鹿児島でも震度5強を観測しました。県内では4人がけがをし、交通への影響は、9日も続いています。

日向灘を震源地とする8日午後4時43分ごろ発生したマグニチュード7.1の地震では、鹿児島でも震度5強を大崎町で、震度5弱を鹿屋市や鹿児島市、霧島市などで観測しました。

日向灘では、これまでに、有感地震が14回起きています。気象庁は「巨大地震注意」を呼びかける南海トラフ地震臨時情報を発表しています。この地震で、志布志市志布志町帖の大師公園近くの崖が幅およそ30メートル、高さ50メートルに渡って崩れました。

上空からみると、崩れた土砂が民家のすぐ近くまで迫っているのが分かります。周辺の地域には、現在も避難指示が継続しています。

県のまとめでは、この地震で、霧島市で2人、鹿屋市で1人、肝付町で1人のあわせて4人がけがをしましたが、いずれも軽傷です。

このほか大崎町では、住宅1棟が倒壊し、一夜明けた午前中から撤去作業が始まりました。

上空から見ると、この倒壊した住宅の周辺で、道路が隆起しており、この地域に被害が集中しているのがわかります。

(大崎町 東靖弘町長)
「店では中でショーケースが倒れたりして、これからの片づけをどうするか。ひとつひとつ協議しながら早く対応できるようやっていきたい」

このほか、鹿屋市の串良平和アリーナでは、天井に貼ってある縦180センチ、横90センチの板が19枚落下する被害がでました。

9日は、地元の中学生のバレーボール大会が予定されていましたが、中止となりました。

一方、交通では、JRの在来線に影響が出ています。

(利用者)
「(きのうは)日豊本線が止まっていたのでバスで帰った。いつも特急に乗るが運休だったので普通列車で来た」

在来線では、始発から一部の路線で遅れや本数を減らして運転していましが、現在は、吉都線の吉松と都城の間で、本数を減らして運転しています。

九州新幹線は、通常運転しています。

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