JAXA=宇宙航空研究開発機構は、11日、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から観測ロケット「S-520-34号機」を打ち上げる予定でしたが、地震の影響で延期すると発表しました。
JAXAによりますと、観測ロケット「S-520-34号機」は、当初、11日肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定でしたが、地震の影響で、打ち上げは延期になりました。
肝付町では8日の地震で震度5弱を観測し、内之浦宇宙空間観測所内ではロケットの機器や、建屋の点検作業などが行われていましたが、これまでのところ地震による被害は確認されていないということです。打ち上げの予備期間は9月30日までで、JAXAは新たな打上げ日が決まり次第発表するとしています。
観測ロケットS-520-34号機は、ロケットのエンジンシステムの実証実験が目的で、液体燃料を使ったエンジンシステムの実験データを回収するための機器が搭載されるということです。