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南海トラフ巨大地震の可能性は?今できる備えは? 鹿児島

MBC南日本放送 2024年8月9日 20時17分

今回、気象庁が発表した南海トラフ地震の臨時情報の「巨大地震注意」とはどんな情報なのかまとめました。

南海トラフ巨大地震とは、東海沖から九州沖にかけての南海トラフと呼ばれるプレートの境界で起きることが予測されている地震です。

このプレート境界沿いでは、およそ100年から200年の間隔で巨大な地震が発生していて、前回、規模の大きな地震が発生してからは、70年以上が経っています。

こうしたことから政府の地震調査研究推進本部は、南海トラフ沿いで今後30年以内にマグニチュード8から9クラスの巨大地震が起きる確率を「70%から80%」と予測しています。

静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7の揺れが襲う可能性があり、県内でも最大震度6強の非常に強い揺れが想定されています。

さらに、関東から九州の太平洋沿岸には、最も早い場合、地震発生から数分で津波が到達。

県内でも早ければ29分で到達し、屋久島で11メートル、種子島で10メートル、肝付町で8メートル奄美で6メートルと、広い範囲で3メートルを超える大津波が襲い、甚大な被害を引き起こすおそれがあります。

「南海トラフ地震臨時情報『巨大地震注意』を発表。今後、政府や自治体の呼びかけに応じた防災対応をとってほしい」

今回の地震では気象庁が南海トラフ地震との関連性について検討した結果、「南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震が発生する可能性が、平常時に比べて相対的に高まっていると考えられる」として、「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」の情報を発表しました。

「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」では、1週間程度は事前に避難しておく必要はないものの
・日ごろの地震への備えを再確認
・揺れを感じたらすぐに避難できる準備を心がけてください。

発表から1週間以降も、大規模地震発生の可能性がなくなったわけではないため、地震に注意しながら生活してください。

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