Infoseek 楽天

岸田総理総裁選「不出馬」退任へ 森山裕総務会長「自民党が変わった判断してもらえる一つの基準」鹿児島県内の各政党に聞いた

MBC南日本放送 2024年8月14日 19時4分

岸田総理大臣は14日、来月行われる自民党総裁選に出馬しないことを表明しました。鹿児島県内の政党関係者の反応です。

(自民党・森山裕総務会長)
「(岸田氏が)総理を務めることが国益につながると思ってきた。非常に残念な思いだが、総裁の決断だから受け止めるということ以外にない」

岸田総裁のもとで総務会長を務める自民党県連の森山会長は、14日午前10時前、電話で出馬しない意向を直接聞いたということです。

裏金事件の責任を取るかたちで幕引きを図ることになる岸田総理。森山総務会長は、総裁選では派閥色を前面に出さないことが信頼回復につながると強調しました。

(自民党・森山裕総務会長)
「国民の皆さんの批判もあったし、岸田総理は自ら派閥を解消した。ゆえに旧派閥のようなかたちで総裁選が行われることは、厳に慎まなければいけない。そこが自民党が変わったという判断をもらえる一つの基準になる」

一方、県内の政党は次のように受け止めています。

(立憲民主党県連・野間健幹事長)
「岸田さんも安倍政権のときの統一教会の問題や、政治とカネの問題の後始末に追われた日々だったかと思うので、不運なところがあった。気の毒だったとは思う。
各選挙区において1対1の対決の構図にもっていく、これが野党に課せられた使命。そのために立憲民主党としても代表選挙があるので、野党を束ねることができるリーダーを作っていきたい」

(公明党県本部・窪田哲也代表)
「国民の不信を十分に受け止めた決断はとても重いと思った。自民党は変わったと思ってもらえるような人に、リーダーになってほしい」

(共産党県委員会・米重均副委員長)
「不出馬は当然だと思う。裏金問題、金権腐敗問題については全く対策とらなかった。野党共闘で頑張って自民党政治を終わらせるために全力を挙げたい」

(国民民主党県連・三反園輝男代表代行)
「自民党総裁=首相なので、これからの自民党をどうするという以上に、日本のこれからを経済・エネルギー・外交含めてどう導いていくかを、国民に伝わるような総裁選にしていただきたい」

(社民党県連・山崎博幹事長)
「行き詰まって政権を投げ出したとしか思えない。(自民党の)トップが変わっても国民はだまされないと思っているので、だからこそ野党が力を合わせて自民党政治を変えるために頑張り合いたい」

岸田総理が出馬しないことを決めたことで「ポスト岸田」を巡るレースが加速するほか、次期衆院選に向けた県内の動きも活発化しそうです。

この記事の関連ニュース