果実などを腐らせる害虫のミカンコミバエが徳之島町で初めて確認されました。鹿児島県は、わなを増設するなど対応しています。
ミカンコミバエは体長7ミリほどのハエの一種で、幼虫が果実を食い荒らすと、果実が腐敗する被害が出ます。
県によりますと、徳之島母間に設置した調査用のわなにオスの成虫1匹がかかっているのが見つかりました。今年度、徳之島町で確認されたのは初めてで、これで県内では5つの市町村であわせて8匹が確認されました。
県は、確認された地点から半径2キロで果実を採取し、幼虫がいないかを調べるとともに、調査用のわな=誘殺板1700枚を設置するなど対応しています。