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“台風のたまご”熱帯低気圧が発生へ 台風まで発達する可能性は?来週は全国的に雨か 雨・風シミュレーション~21日(水)

MBC南日本放送 2024年8月16日 20時11分

17日(土)予想天気図 先島諸島付近で“台風のたまご”熱帯低気圧発生

気象庁が16日(金)午後に発表した17日(土)の予想天気図に「熱帯低気圧」の表示が出てきました。現在、沖縄県の先島諸島付近の「低圧部(低気圧)」が、「熱帯低気圧」に変わるとみられます。

熱帯低気圧は、“台風の卵”とも言われます。この「熱帯低気圧」が「台風」まで発達するのか、この週末、関東を直撃した台風7号に続く「台風」になるのか、画像で掲載している雨・風シミュレーションで見ていきます。

【雨・風シミュレーション17日(土)~19日(月)正午】

発生する予想の「熱帯低気圧」は、17日(土)から18日(日)ごろにかけて先島諸島付近に停滞したあと、19日(月)にかけて東シナ海を北よりに進む見込みです。

19日以降は崩れるが、低気圧と一緒に…来週は全国的に雨か

19日(月)以降のこの「熱帯低気圧」の動向を見ると、しだいに反時計回りの風が崩れそうです。19日(月)の予想天気図では、「熱帯低気圧」の北に「前線を伴なった低気圧」があります。「熱帯低気圧」が台風に発達しなくとも「湿った空気」が「低気圧と一緒にまとまって」移動していくとみられます。

雨・風シミュレーションでは、「湿った空気と低気圧による活発な雨雲」が、日本海に進み、21日(水)以降、本州の日本海側や関東甲信など、東日本を中心に雨雲がかかる予想です。

20日(火)になると熱帯低気圧の湿った空気が北上し、九州の西の東シナ海に進む予想です。その後、朝鮮半島の西側で「前線をともなった低気圧」と一緒になり、活発な雨雲を生み出して、日本側に進み始める予想です。
21日(水)以降、活発な雨雲が日本海に進み、東日本を中心に雨を降らせるとみられます。

【全国の週間予報】

来週は「前線と低気圧」が日本を通過し、全国的に雨になりそうです。
熱帯低気圧由来の湿った空気を持つため、予想以上に雨雲が発達するおそれがあり、雨の範囲や期間が予報より広がる可能性があります。雨の降り方や、気象台が発表する大雨情報に注意してください。

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