高校野球「夏の甲子園」準々決勝。鹿児島県代表の神村学園は、2年連続のベスト4を目指し、島根の大社と対戦しました。試合は先ほど終了し、神村が8対2でベスト4進出を決めました。
落ち着いた表情で球場入りした神村ナイン。4強入りをかけた相手は、接戦を制してきた島根の大社。
(記者)「雨が降る甲子園、大応援に負けないよう700人が駆け付けました」
スタンドには、2・3回戦はこれなかった吹奏楽部のコンクールメンバーが、大会前にもかかわらず鹿児島から応援に。
神村は初回、1アウト3塁のピンチを背負うと、内野ゴロの間に先制を許します。それでも…
(佐光柊二応援団長)「負けないようにやりましょう」
応援団長が気合を入れなおした2回表。同点のチャンスで7番木下のタイムリー。すぐさま同点に追いつきます。
その後互いに1点ずつを奪い迎えた5回表。代わった相手エース・馬庭から1点を勝ち越します。
一段と雨の強くなった7回表。フォアボールとヒットで1アウト1、2塁とし…正林に待望のタイムリーが飛び出します。
(正林選手の母)「本人も苦しかったと思う。やっと、よかった」
神村はこの回4点を奪い、7対2と突き放します。
試合は先ほど終了し、神村が8対2で勝利。ベスト4を決め、準決勝進出です。
(神村学園の4番・正林輝大選手 試合後のインタビュー)
「監督からもずっと大丈夫、大丈夫と言われていたので、本当に自分の頭の中で大丈夫という言葉を何回も繰り返しながら思いきってスイングした。チームが苦しい時に4番として流れを変えられる一打だったり、得点を絡められる一打を出せるように頑張っていきたい」