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弾薬庫整備計画に市民団体・住民が撤回を求め要求書を提出 鹿児島・さつま町

MBC南日本放送 2024年8月20日 19時58分

防衛省が鹿児島県さつま町で検討している自衛隊の弾薬庫整備について、市民団体と住民は20日、誘致の撤回を求める要求書を町に手渡しました。

要求書をさつま町の担当者に手渡したのは、県護憲平和フォーラムのメンバーと住民あわせて6人です。

防衛省は、町にある標高およそ650メートルの中岳に弾薬庫の整備を検討しています。九州防衛局は6月から、地形や地盤が整備に適しているかどうか現地調査を進めていて、小型機で上空から標高などを計測し、先月には地上からの測量も始めています。一連の調査は2026年3月までの計画です。

要求書はさつま町の上野俊市町長と町議会議長あてで、「弾薬庫は有事の際に最初に攻撃される施設で、町民の安心・安全な暮らしにとって脅威でしかない」などとして、誘致の撤回を求めています。

(県護憲平和フォーラム 上猶覚副代表)「住民の人たちが何を望んでいるのか、まずそれをちゃんと聞いて、それからいろいろな行動を起こすべきだったのではないか。きちんと説明するそれがスタートライン」

今後、市民団体は県や防衛省にも要求書を提出する方針です。

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