沖縄県にあるアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画で、防衛省が、沿岸の埋め立てに使う石材を奄美大島から確保するため、来月にも現地調査する方針であることが分かりました。
アメリカ軍の普天間基地について、国は名護市辺野古への移設を計画し、沿岸で埋め立て工事を進めています。
これまで埋め立てに使う土砂や石材は沖縄県内で調達していましたが、不足するおそれがあるため、県や関係者によりますと、防衛省は奄美大島から石材の調達を検討しています。
奄美大島の石材は、軟弱な地盤が広がる大浦湾側の埋め立てに使う方針で、早ければ来月にも奄美大島で現地調査を始める方向で調整しているということです。
調達先や、外来生物が混入するおそれがないかなどを調べる方針です。
防衛省は早ければ来年にも沖縄に奄美の石材を搬入するとみられています。