Infoseek 楽天

台風10号「九州南部・九州北部に28日から29日にかけて接近」大雨・暴風シミュレーションきょう~31日(土)気象庁の進路予想・暴風域に入る確率

MBC南日本放送 2024年8月26日 11時1分

あす27日ごろ奄美直撃、28日~29日ごろ九州直撃か

強い台風10号は、日本の南を発達しながら北上し、27日以降、西日本や奄美地方に接近する見込みです。暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。台風が予報円の中心を進んだ場合、27日ごろ奄美地方を直撃し、28日から29日にかけて九州を直撃し縦断するおそれがあります。今日から31日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。

強い台風10号は、26日9時には日本の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心気圧は980ヘクトパスカル、最大瞬間風速は50メートルです。

台風は、今後非常に強い勢力まで発達しながら、奄美地方の早い所で27日夜遅くに最も接近し、九州南部では28日から29日にかけてかなり接近する見込みです。


 台風が予報円の中心付近を進むと、九州南部・奄美地方では26日夜のはじめ頃から風速15メートル以上の強風域に入る見込みです。
 奄美地方では27日朝から、九州南部では27日夜のはじめ頃から25メートル以上の暴風域に入る見込みです。

【九州南部の予想】

 九州南部・奄美地方では、28日午前中から一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、沿岸の海域では27日夜のはじめ頃からうねりを伴った猛烈なしけとなるおそれがあります。
 九州南部・奄美地方では、台風周辺や台風本体の暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となるため、27日昼前から28日にかけて、局地的に非常に激しい雨や激しい雨が降り大雨となる見込みです。竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

[風の予想]
27日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  宮崎県           23メートル (35メートル)
  鹿児島県(奄美地方を除く) 30メートル (45メートル)
  奄美地方          30メートル (45メートル)
28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  宮崎県           40メートル (60メートル)
  鹿児島県(奄美地方を除く) 45メートル (60メートル)
  奄美地方          45メートル (60メートル)

[雨の予想]
27日に予想される1時間降水量は多い所で、
  宮崎県           40ミリ
  鹿児島県(奄美地方を除く) 40ミリ
27日6時から28日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  宮崎県           200ミリ
  鹿児島県(奄美地方を除く) 200ミリ
その後も、台風の動きが遅くなるため、総雨量がさらに増えるおそれがあります。

【九州北部の予想】

 台風が予報円の中心付近を進むと、28日から29日頃にかけて九州北部地方に最も接近する見込みです。
 九州北部地方では、28日から29日頃にかけて海上は非常に強い風が吹き、うねりを伴い大しけとなるおそれがあります。台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、28日から29日頃にかけて、大気の状態が不安定となるため、大雨となるおそれがあります。
 台風の接近と満潮時間が重なった場合には、九州北部地方の沿岸では高潮のおそれがあります。

[風の予想]
27日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  豊後水道  12メートル (25メートル)
28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
  豊後水道  20メートル (30メートル)
 その他の地域でも風が非常に強くなるおそれがあります。その後、非常に強い風が吹くおそれがあります。

[波の予想]
27日に予想される波の高さ
  豊後水道    5メートル うねりを伴う
28日に予想される波の高さ
  豊後水道  8メートル うねりを伴う
 その他の海域でもしける所があるでしょう。

[雨の予想]
27日6時から28日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  大分県 100ミリ
その後、28日6時から29日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  大分県 300ミリ
 今後、台風の動きが遅くなるため、総降水量がさらに増える見込みです。

[防災事項]
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、うねりを伴った高波、高潮に警戒してください。

[防災事項]
 厳重警戒:暴風、うねりを伴った高波
 警戒事項:土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫
 注意事項:落雷、竜巻などの激しい突風

 風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
 発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

気象庁の予想では、九州のほとんどが暴風域に入る確率が70%~30%です。進路がはっきりすると今後さらに高まる可能性があります。奄美地方と種子屋久地方の一部は100%~70%です。

予想進路図や31日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
・▼29日(木)雨・風シミュレーション 九州直撃・縦断のおそれ
・▼28日(水)雨・風シミュレーション 九州接近のおそれ
・▼27日(火)雨・風シミュレーション 奄美地方に接近のおそれ
・▼30日(金)~31日(土)雨・風シミュレーション

この記事の関連ニュース