Infoseek 楽天

台風10号 非常に強い台風 最大限の警戒が必要 気象予報士解説

MBC南日本放送 2024年8月29日 6時42分

台風10号に伴う活発な雨雲が現在、鹿児島県本土付近にかかっています。
今朝5時15分頃、薩摩地方では線状降水帯が発生しました。

台風10号、6時の推定です。
薩摩川内市付近にあって、北へ時速15キロで進んでいます。
中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル、依然として非常に強い台風です。
風速25メートル以上の暴風域に薩摩・大隅地方と三島村が入っている状況です。

台風はこの後も北上、今日午後3時には非常に強い勢力を維持して、長崎市付近を中心とする予報円。
明日の午前3時には、大分県の日田市付近を中心とする予報円へ進む見込みです。

その先の進路です。
予報円が大きく重なっています。複雑な動きをする可能性もあります。

台風の特別警報を確認します。

暴風特別警報が薩摩・大隅全域、海に面した市町村には合わせて波浪の特別警報です。
阿久根市、薩摩川内市、いちき串木野市、そして長島町には高潮特別警報も出されています。
今日の夕方から夜が高潮のピークとなる見込みです。

種子島・屋久島地方にも暴風と波浪の特別警報が出ています。

雨量の状況です。
いずれも多い所で明日朝にかけて薩摩、大隅、種子屋久で600ミリの見込みです。
薩摩、大隅、種子島、屋久島地方では、明日午前中にかけても線状降水帯発生のおそれがあります。

風、高波、高潮、土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫に最大限の警戒が必要です。

この記事の関連ニュース