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台風10号 九州北部を横断 引き続き土砂災害に厳重警戒を(午前4時推定)  

MBC南日本放送 2024年8月30日 5時52分

台風10号は30日午前4時ごろ、九州北部を横断していて、鹿児島を離れつつあります。ただ、県全域が依然、風速15メートル以上の強風域に入っています。薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、引き続き土砂災害の危険度が高い状態が続く見込みです。

台風10号は、30日午前4時には大分県日田市付近にあって、ゆっくりした速さで北東へ進んでいると推定されます。中心気圧は992ヘクトパスカル中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルです。

現在、県全域が風速15メートル以上の強風域に入っています。台風の動きが遅いため、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方の海上では、31日にかけて強い風が吹き、30日昼前にかけてうねりを伴ったしけとなる所がある見込みです。

薩摩、大隅、種子島・屋久島地方では、台風周辺や本体の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっており、30日昼前にかけて局地的に激しい雨が降る見込みです。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高い状態が続く見込みです。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

最大瞬間風速は、枕崎市では29日に51.5メートル、屋久島町では28日に46.8メートルを観測しています。

28日~29日に観測した屋久島町尾之間の44.4メートル、南さつま市加世田の37.3メートル、南種子町上中の36.4メートルは、いずれもその地点では、観測史上1位となりました。

30日に予想される1時間雨量は多い所で、薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方30ミリ、31日午前6時までに予想される24時間雨量は多い所で、薩摩地方100ミリ大隅地方と種子島・屋久島地方80ミリ。

30日に予想される最大瞬間風速は、県内は30メートルです。

31日に予想される最大瞬間風速は、県内は25メートルです。

30日に予想される波の高さは、県内は5メートルです。

引き続き土砂災害に厳重に警戒するとともに、強風、うねりを伴った高波、落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

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