鹿児島県内のJR在来線で2日朝、列車の車輪が空回りする「空転」が相次ぎ、列車に運休や遅れが出ています。
JR九州によりますと、2日午前5時半すぎ、鹿児島本線の隈之城と木場茶屋の間を走っていた下りの貨物列車で、列車の車輪が空回りする空転が発生しました。
そのあと、午前6時ごろに肥薩線の表木山と日当山の間、午前7時すぎには日豊本線の大隅大川原と北永野田の間でも列車の空転が起きました。
この影響で、鹿児島本線は普通列車2本が運休し、現在、鹿児島中央と川内の間で運転に遅れが出ています。このほかの路線でも一時、遅れが出ました。
空転の原因について、JR九州は「台風10号の強風で線路に落ちた落ち葉が原因と考えられる」としています。