鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルが住吉町15番街区への移転を目指す中、下鶴市長は2日、ホテルの跡地について「条件が整えば、市のサッカースタジアムの整備候補地になり得る」との考えを示しました。
（下鶴市長）「市としてはさまざまな情報収集を始めた段階。丁寧に慎重に対応していきたい」
鹿児島市は、サッカースタジアムを整備する候補地の選定を県と進めています。
鹿児島市与次郎の鹿児島サンロイヤルホテルは先月、施設の老朽化などから県有地の住吉町15番街区への移転の方針を示しました。
これをうけ、下鶴市長は2日、「跡地はスタジアム整備には十分な広さがない」とした上で、「周辺の地権者との交渉や、土地の取得費用の課題をクリアできれば、候補地になり得る」との認識を示しました。
（下鶴市長）「（候補地に）なり得るかの判断は、民間の周辺の地権者の考えをうかがいながら丁寧かつ慎重に進めていきたい」
なお、塩田知事は先月、県有地の住吉町へのホテル移転を受け入れるかについて「県議会の意向も踏まえて検討する」とし、跡地については「条件が整えばサッカースタジアムの候補地の一つになり得る」との考えを示しています。
また、関係者によりますと、下鶴市長は2期目への出馬の意向を固めていて、3日から始まる市議会定例会で態度を明らかにすると述べました。