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明和地区義務教育学校設置に反対の市民グループが会見「校舎の階段は?テスト期間は?」 鹿児島

MBC南日本放送 2024年9月2日 19時27分

鹿児島市の明和地区で小中一貫の義務教育学校の設置が検討されている問題です。反対する住民グループは2日、「一貫校化は時期尚早」などとする住民アンケート結果を公表しました。

会見したのは、住民グループ「希望に満ちた明和を創る会」です。

鹿児島市教育委員会が6年前に示した基本方針では、小学校は11学級以下、中学校は8学級以下の学校で、ほかの地区との統合や小中一貫教育の導入などの適正化の検討が必要としていて、明和地区では今年度、中学校が6学級で適正化を検討する範囲に入っています。

去年3月には明和まちづくり協議会などが「地域に学校を残したい」として小中一貫教育の導入を求める要望を市教委に出していて、設置に向け準備が進められていますが、住民グループは2日、明和地区の全世帯に向けて行ったアンケート結果を報告しました。

回答があったのは3500世帯中、児童生徒の保護者37件を含む251件、全体のおよそ7%で、半数の125件が一貫校化に反対でした。「小学校卒業の達成感や中学校入学の期待感を味わえない」「一貫校化は時期尚早」などの意見があったということです。

(希望に満ちた明和を創る会 青山浩一共同代表)「小学生の児童は親や教師との関わりの中で成長していく。中学生高校生は友人と切磋琢磨しながら生きていくので環境が違う」

市教育委員会は「一貫校化を進めているが、必要に応じて地域に説明したい」とコメントしています。

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