沖縄県にあるアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画で、国は埋め立て工事に使う石材を奄美大島から調達することを検討しています。市民団体らは3日、政府に撤回を求める要求書などを塩田知事宛てに出しました。
塩田知事宛てに要求書を出したのは、鹿児島県護憲平和フォーラムのメンバーや住民ら、あわせて7人です。
アメリカ軍の普天間基地について、国は、名護市辺野古への移設を計画し沿岸の埋め立て工事を進めていますが、工事に必要な石材が不足するおそれがあり、奄美大島から調達することを検討しています。
これについて、市民団体らは3日、「奄美大島の石材を使うことは基地建設の促進に繋がる」などとして、塩田知事に今月にも奄美大島で予定されている現地調査の容認を撤回し、石材の使用中止を政府に求めるよう要請しました。
(県護憲平和フォーラム 上猶覚副代表)「辺野古基地の建設に加担、協力するようなことは鹿児島県民としてやってはいけない。安心安全平和な暮らしを守りたい」
要求書では、防衛省がさつま町で検討している自衛隊の弾薬庫整備などについても誘致の撤回を求めています。