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鹿児島県本格焼酎出荷量 10年連続宮崎に次ぐ全国2位

MBC南日本放送 2024年9月5日 20時0分

今回も首位返り咲きは叶いませんでした。
2023年度、県内で生産された本格焼酎の出荷量は、10年連続で宮崎県に次ぐ全国2位でした。

県酒造組合は5日、2023年7月から2024年6月までの酒造年度1年間に県内メーカーが製造した本格焼酎の出荷量について会見を開きました。

会見によりますと、鹿児島県の出荷量は減少傾向が続いており、2019年からは10万キロリットルを下回り、ことし6月までの1年間では、8万6千496キロリットルと前の年から一升瓶換算で180万本あまりにあたる、3.7パーセント落ち込みました。

宮崎県の10万693キロリットルに次ぎ、10年連続の全国2位で、首位返り咲きはなりませんでした。

県酒造組合は、サツマイモ基腐病の被害を抑えたものの、少子高齢化やライフスタイルの変化などにより消費が減少したことを要因にあげています。

(県酒造組合 浜田雄一郎会長)
「我々は若い人たちに対する対策が十分ではない。香り系というジャンルが注目を浴びている新しい切り口を提案していきたい」

なお、海外への出荷量は、42万9千8リットルで前年の61.3パーセントと大幅に減少しました。

およそ4割を占める中国への輸出が、外交問題などで大幅に減少したことが原因とみています。

県酒造組合は、今後も海外市場のニーズを捉え輸出に取り組むほか、国内では、首都圏などの焼酎市場の拡大に取り組む方針です。

※浜田会長の「浜」は、まゆはま

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