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来年の豊作願い、奄美大島で伝統の「ショチョガマ」 夕方は海岸で神に祈る「平瀬マンカイ」 鹿児島・龍郷町

MBC南日本放送 2024年9月9日 19時29分

奄美大島・龍郷町で9日、400年以上続く伝統の祭り「ショチョガマ」と「平瀬マンカイ」が行われました。

ショチョガマは、龍郷町の秋名集落を見下ろす山の中腹に作られたわらぶきの小屋のことです。9日は夜明け前に太鼓が打ち鳴らされ、集落の男性らおよそ100人が屋根に乗り、かけ声とともに小屋を揺すりました。

ショチョガマは稲穂がたわわに実り、傾く様子を表しているといわれ、倒れた小屋の上で男性たちが踊り、来年の豊作を祈りました。

(広島から参加)「気が付いたらワーっと倒れて、興奮した。すごかった」

同じ秋名集落の海岸では夕方、「平瀬マンカイ」も行われ、海岸にある2つの岩に、巫女や宮司など男女12人が上がり、歌を掛けあいながら踊り、豊作を祈願しました。

ショチョガマ、平瀬マンカイともに、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

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