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鹿児島県警不祥事 百条委員会の設置“現時点では見送り” 県民連合は県議会で動議提出も

MBC南日本放送 2024年9月11日 20時3分

相次ぐ鹿児島県警の不祥事を巡って、県議会で議論が続いていた百条委員会の設置についてです。鹿児島県議会では11日、各会派の代表者による会合が開かれ、最大会派の自民党は改めて反対を示し、現時点での設置の見送りが決まりました。

(議会運営委員会 瀬戸口三郎委員長)「意見の一致をみなかったということで、とりまとめたいと思う」

県警では4月以降、警察関係者4人が情報漏えいや盗撮などで相次いで逮捕・起訴され、このうち3人に有罪判決が出ています。

強い調査権限を持つ百条委員会について、県議会の第二会派で野党系の県民連合は、不祥事の原因などを調べる必要があるとして、今年6月、各会派に設置を呼びかけていました。

これに対し、最大会派の自民党は今月、「裁判と並行しながらでは不可能」として、反対する方針を決めていました。

そして11日、各会派の代表者が集まる会合が開かれ…。

(自民党県議団 西高悟会長)「裁判の状況等を注視し、状況次第では百条委員会の設置を検討する。今回は(設置を)見送る」

(県民連合 福司山宣介会長)「県警に対する県民の不信感はさらに高まっている。その不信とか批判が、いまやこの県議会に向けられている」

会合では、自民・公明は反対、県民連合・共産党・無所属5人が賛成、無所属1人が「どちらでもない」とし、意見がまとまらず、現時点での設置は見送られました。

県民連合はあす12日に開会する県議会での議論を踏まえ、百条委員会の設置を求める動議や決議を提出する方針です。

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