天候不良で延期されていたH2Aロケット49号機の打ち上げが、今月16日に決まりました。
三菱重工によりますと、H2A49号機は、今月16日午後2時24分から午後2時25分までの間に、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。
当初は今月11日に打ち上げる予定でしたが、雨や雷が予想されるとして延期されていました。49号機には、政府の情報収集衛星「レーダ8号機」が搭載されています。
外交・防衛などの安全保障や、大規模災害への対応など、危機管理のために必要な情報を収集する事実上の偵察衛星です。
今回の打ち上げ費用はおよそ118億円で、H2Aロケットは50号機を最後に、打ち上げ費用がおよそ半分の新型ロケット・H3に移行します。